先日2024年1月より、新しいステイタスプログラムが始まるとの発表がありました。
詳細は2023年秋ごろ発表とのことなので、まだまだ内容は不確定ですが、一体どうなるのか興味深々。
現時点で発表されている変更点を見てみましょう。
新ステイタスプログラムの3つの特徴
買い物でもたまる
現在の基準では1月~12月の間に飛行機に搭乗し、獲得できるFOP(FLY ON ポイント)または搭乗回数でのみステイタスが確定しますが、新しいプログラムではJALカードでの決済やJALショッピングのお買い物、JALが推奨する環境にやさしい活動への参加などによって獲得できるもよう。
この辺りはリニューアル済みのANAと同じですね。
生涯にわたりポイントを獲得
新しいプログラムではJALマイレージ会員である限り、生涯たまり続けるポイントになるようです。
そのため、自分のライフスタイルに合わせてのんびりと、またはスピーディーにステイタスを目指すことができます。
1年でゼロにリセットされ、また一から修行する今までのスタイルとガラッと変わるようですね。
これは楽しみなような怖いような...始まってみないとわかりませんね。
上質なサービスで人生を豊かに
サクララウンジの体験サービスやJALファーストクラスラウンジの生涯利用特典など、ステイタスランクごとに異なる特典を用意。
今後生涯にわたってJALを利用すれば、ダイヤモンド修行をしたりやファーストクラスに搭乗しなくても、そのうちファーストクラスラウンジを利用できるようになるかもしれません。
飛行機に搭乗する機会が少なくても、JALカードでの買い物やJALショッピングでコツコツポイントをためれば数年後には最初のステイタスに到着することも可能になるのはうれしいサービスです。
今までは1年(1月~12月)の搭乗でためたポイントは翌年にはリセットされていましたからね。
また、出張や旅行などで搭乗回数が多い人は、それだけステイタスランクに到達するのが早くなるので損はなし。
双方にとってwinーwinのプログラムになるようです。
ステイタスプログラムについて
現行のプログラムでは1年でポイントがリセットされるため、ダイヤモンド会員を維持するためには毎年修行をしなければなりませんでした。
でも、新しいプログラムは生涯の利用実績が反映されるため、より長く、多くJALまたはJALグループ便に搭乗してきた顧客にとっては、ダイヤモンド修行をする必要がなくなる可能性があります。まぁ、ごく一部の方だけでしょうけど。
JALグローバルクラブについて
今回の変更で、ここが一番重要で大切なポイントかもしれません。
新プログラム導入に伴い、JALグローバルクラブへの入会基準が変更、JGC Life Mileageが改変します。
JALグローバルクラブ入会基準の変更
現行の基準 | 新ステイタスプログラム導入後の基準 |
・JMBサファイア以上の達成 ・CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナのいずれかを保有 | ・所定のステイタスランク以上の達成 ・CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナのいずれかを保有 |
新ステイタスプログラム導入後は、JALグローバルクラブ入会へのハードルが上がりそうです。
今までのように1年修行し、サファイアに到達すれば入会できる権利がもらえる訳ではなさそう。
どうなるかはわからないけど入会を検討しているなら、来年修行した方が確実ですね。
新ステイタスプログラム開始時点でJALグローバルクラブ会員であれば、新ステイタスプログラムでもJALグローバルクラブ会員として移行してくれるようです。
この点は一安心。特典の内容は変わるかもしれないけれど、今後もサービスの恩恵を受けれそうです。
JGC Life Mileageの改変
生涯実績に応じて受けれていたサービスも、新ステイタスプログラム導入に伴い、改変されるようです。
JAL⇒ANA⇒JALと浮気を繰り返してきた私は、どちらのライフタイムマイルも中途半端でまだまだ遠い特典ですが、どのように変わるのか興味あります。
現在は国際線のマイル数のみまたは国内線の搭乗回数と分かれているので、一本化されると少しでも特典に近づけるのでうれしいな。
まとめ
新ステイタスプログラムが始まれば、せっかく修行してもJGCへ入会できない可能性があるため、サファイア修行はなくなるかもしれません。
リニューアル後の「所定のステイタスランク以上の達成」がどんな条件なのかわからないので、はっきりと断言はできませんが、今まであまりJALに搭乗する機会がなかった方は、来年度中(2023年)にサファイア修行した方が確実にJGCに入会できそうです。
今回の改変は慢性的なラウンジ混雑(特に那覇空港のファーストクラスラウンジ)や多すぎる優先搭乗乗客への対策かもしれません。
JGCなどのステイタスを獲得するために、一定期間だけJALに搭乗してそのあとはたまにしか搭乗しない顧客より、長くJALに搭乗し続ける顧客を優先するのは、企業にとっては当たり前の事ですね。