長崎の雲仙温泉に行ってきました。
いつも悩む宿選び。どこがいいかクチコミなどをチェックしても、どこも一長一短。他人と同じ感性ではないので、結局はよくわからない。
第一印象を大切にしようと思い、「雲仙温泉で唯一320年白濁の湯を守り続ける宿」というフレーズに惹かれて雲仙湯元ホテルに宿泊してきました。
「建物は古いけど、お湯は最高」とのクチコミ通り、最高のお湯でした。
アクセス
雲仙温泉のど真ん中、温泉神社まで徒歩3分、雲仙地獄まで徒歩5分ととっても便利。
ただし、温泉街は少し寂れた感じ。
目の前にヤマザキデイリーストアがありますが、アルコールの販売はなし。また、支払いは現金のみ。
アルコールは少し離れたデイリーショップモリで購入できますが、こちらも現金のみ。
一番近いコンビニは車で20分くらいのところにしかありません。
ロビー
広々としたフロントとロビー。
チェックインの時はこちらのロビーでお茶を頂きました。
ロビー奥にお土産や飲み物などを販売している売店あり。
お部屋
10畳の和室。
畳がまだ新しかったので気持ちよかったです。
クローゼットの中にセーフティーボックスや浴衣など。
障子の向こうは縁側になっているんだけど、景色は隣のホテルビューでイマイチ。
縁側にテーブルセットと鏡台。今時鏡台って...って感じ。こういうところに古さを感じます。
あと、縁側と洗面所にしかごみ箱がなかったのが不便でした。へやの中にあれば便利なのに。
それからなぜか冷蔵庫は玄関に。ちょっとのことなんだけど、いちいち飲み物を取りに行くのが面倒でした。
トイレ、洗面台と浴室。
温泉宿なので部屋のお風呂は利用しないからいいんだけど、この浴室、ちょっとカビ臭かった。長らく使用されてないのかな?
トイレはウォシュレット付きでした。
天空の湯(温泉大浴場)
お風呂は男女一か所ずつ。いずれも雲仙地獄から源泉を直接引き込んでいる源泉かけ流しの湯。
時間によって男女のお風呂が入替るわけではなく、固定。
サウナに水風呂、ジェットバス、内湯と露天風呂。女風呂には子供用の小さなお風呂もあります。
内湯(左)と露天風呂(右)。露天風呂の方が少しお湯の温度が高め。
白濁のお湯はとっても気持ちよくて、お肌すべすべ。このお湯、家でも湧いたらいいのに。
そんなに広くはないけれど、込み合うこともなくのんびり温泉を満喫できました。
ホテル駐車場脇には足湯もあります。
でも、すぐ横は道路。宿泊客以外も使えるようにとの配慮かもしれないけど、車や人通りが多かったらちょっと恥ずかしいかな。
夕食
夕食は2階のお食事処で。
テーブルには既に料理がスタンバイ。
旬菜盛り合わせ、地魚と旬の肴の盛合せ 、団扇海老・長崎牛ロースと春野菜の蒸籠蒸し 。
団扇海老って初めて食べたんだけど、身がぷりぷりで美味しい。
調べてみたら、九州から島根県ぐらいにかけて食べられている高級海老の1種らしく、その中でも宮崎や長崎は産地として有名らしい。
伊勢海老にも引けを取らないと言われているだけあって、美味しかったです。
蕪道明寺饅頭(菜の花・山葵餡)、雲仙鰤の炒り出し、蟹と山菜の釜めし。
この他、写真はありませんが、お吸い物とデザートに自家製マンゴープリンがありました。
どれも飛びぬけて美味しい!って訳ではないけど、満足。
ビールや日本酒と共に美味しくいだたきました。
朝食
朝食も夕食と同じ2階の食事処の同じテーブルで。
和食膳がスタンバイ。左奥は具雑煮。そういえば今年はまだお雑煮食べてなかったな。
右上の網でふぐの一夜干しを焼いて頂きます。
贅沢な朝食ではないけれど、ご飯にあうおかずがちょこちょこあって、美味しく完食。
ごちそうさまです。
まとめ
クチコミ通り、建物の古さは否めませんが、丁寧に掃除されているので不快感は一切ありません。(部屋のお風呂がかび臭かったのを除いて)
ただ、壁が薄いのか、廊下の声は少し響きます。夜中まで騒いでいる人はいなかったので、特に気になりませんでしたが。
「雲仙温泉で唯一320年白濁の湯を守り続ける宿」と謡っているだけって、温泉は最高に気持ちよかったです。
お風呂上りはお肌つるつる。超乾燥肌で、お風呂上りのクリームを欠かせないダンナでさえ、ここの温泉に入った後はクリームいらず。
また再訪したいと思える温泉です。