旧市街はヨーロッパ最大級の広さと言われているリトアニアのビリニュス。
一日歩き回ると2万歩以上とちょっと疲れたけど、さわやかな夏空の下、休憩しながら街歩きを楽しみました。
夜明けの門

16世紀に城壁が建設された当初は9つの門がありましたが、現在唯一残っているのが旧市街の南端にある「夜明けの門」。

門の上部には礼拝堂があり、「慈悲の聖母マリア」として知られるイコンが祀られています。
このイコンは奇跡を起こすと言われていて、多くの巡礼者が熱心にお祈りしていました。
ミサの時間以外は観光客も立ち入り可能ですが、巡礼者の邪魔にならないよう静かに見学しました。
内部は撮影禁止。
聖テレサ教会

夜明けの門の上にある聖母礼拝堂と回廊で繋がっている教会。

シンプルな外観とは異なり、内部はバロック様式で豪華絢爛。
ピンクがかわいい教会です。
ビリニュス大聖堂

大聖堂と鐘楼。
写真見切れている右手前にケディミナス大公の銅像があります。
鐘楼は修復中でしたが、上ることは可能なようでした。

ビリニュスのシンボルというだけあってとても大きくて立派な大聖堂。
午前中は逆光なので、午後がおすすめ。

派手さはなくシンプルだけど、光が差し込む美しい内部。
しばらくまったりと休憩させてもらいました。
ケディミナスの塔

旧市街を見下ろす丘の上に立つケディミナス城跡はビリニュスを建都したリトアニア大公ケディミナスの名を冠した城塞。

徒歩またはケーブルカーで丘の上に上ることができます。
徒歩でも5~10分程度、そこまで勾配もきつくありません。
ただ、石畳の道は少し滑りやすいので歩きやすい靴がおすすめです。

塔の内部にはリトアニアの歴史を学べる博物館があり、料金は€8。
塔の上に登らなくても丘の上から十分に街並みを堪能できるので、内部見学はパスしました。

丘から旧市街を一望。
緑の多い街並みにオレンジ屋根が映えます。
反対側からは新市街地も一望できます。

聖ペテロ&パウロ教会から小さな山を登ったところにある3本の十字架。
それなりの登山道を登るとのことなので、今回は体力温存のため、こちらから眺めるだけにしました。
見える風景はケディミナスの塔と大差はないと思います。
ウジュピス共和国

1997年に独立宣言したウジュピス共和国へ入国します。
平和のシンボルなのか、橋の欄干にはたくさんの南京錠が掛けられています。
入国と言っても特に国境はなく、自由に出入り可能。
ただ、毎年4月1日のウジュピス共和国独立記念日はパスポートが必要とか。その日に入国してみたいな。

リトアニア非公認のウジュピス共和国。
少し治安が悪かったエリアが独立してできた国。
今は多くの芸術家が暮らすエリアになっているそうです。

ウジュピスの天使像。
周辺にはカフェやギャラリーがたくさん。
アートに浸るのもいいかも。

ウジュピスの憲法。
様々な言語で書かれています。

日本語を発見。全部で41項目。
自分らしくいる権利があるとか、人を愛する権利があるとか、犬には犬である権利があるとか、そんなことが書かれています。

壁画や人形などでかわいくデコレーションされた壁。

何の建物かは不明ですが、全周ぐるっと顔のように目が描かれています。

川の中には椅子やブランコがあって、皆さん撮影を楽しんでいました。
まとめ
新市街にあるKGB博物館にも興味があったけど、時間の関係で今回はパス。
また、ビリニュスにはレンガ造りが美しい聖アンナ教会やロシア正教会、聖カジミエル教会など、たくさんの見どころがありますが、さすがに教会はお腹いっぱいということで外観だけさらっと見てスルーしました。
さすがにヨーロッパ最大級の旧市街とあって、少し歩き疲れたけれど、一日あれば十分に見て回ることは可能です。
機会があれば新市街のアールヌーボー建築も楽しみたいです。