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沖縄本島から日帰り伊江島サイクリング。3時間で島を小回りにぐるっと一周

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沖縄本島からフェリーで約30分、伊江島に行ってきました。
伊江島内の移動方法は徒歩、レンタル(自転車・バイク・自動車)、本島で借りたレンタカーをフェリーで運ぶなどがあります。
でも、レンタカーをフェリーで運ぶには事前にフェリーを予約しておかないといけないので、直前に天気予報をチェックして天気がよさそうな日に訪れるのは難しい。(直前だと予約一杯でキャンセル待ちのことが多い)
悩んだ結果、伊江島は高低差が少ない島だということで、レンタサイクルで周ることにしました。

伊江島への行き方

伊江島へのフェリーは沖縄北部にある本部港から出港します。
本部港は那覇空港から車で1時間半くらい(美ら海水族館の近く)、那覇市内にある泊港からのフェリー発着港でもあります。
フェリーターミナル前にある駐車場(1時間100円、24時間最大料金700円)にレンタカーを止めたら歩いてターミナルに向かいます。

ターミナル内にあるチケット売り場。
有人のチケット売り場窓口はキャッシュオンリーですが、窓口の隣にある自動券売機なら各種クレジットカード、電子マネーが利用できます。

大人子供
片道運賃730円370円
本部発往復1,390円710円
伊江発往復1,250円630円
団体往復1,320円670円

2022年1月現在、料金は上記の通り。
往復で購入した方がお得です。

伊江港発本部港発
8:009:00
10:0011:00
13:0015:00
16:0017:00

伊江港⇔本部港は約30分、通常は一日4往復なのだけど、私たちが訪れた年末年始は増便していて、およそ一時間おきに一日8往復となっていました。
通常期だと朝一の9時で向かい最終の16時に帰ってくると、現地での滞在時間はおよそ6時間くらい。主な観光名所を回るには十分な時間です。

時刻表や料金について詳しくは伊江村公式ホームページでご確認ください。

フェリーは車両の乗り入れができるので思ってたより大きかったです。
車ごと乗船する場合は、事前にネット又は電話で予約し、出発の30分前にはフェリーターミナルの窓口でチケットを購入しておかなければなりません。時間には余裕をもって行動しましょう。
徒歩で乗車の場合、出発時間の10分くらい前になると乗船のアナウンスがあるので、案内に沿って乗船します。
船に乗り込む直前に手指の消毒とチケットの確認があり、コロナ禍なので自分で半券を切り取って箱の中に入れて乗船しました。

レンタルショップ

伊江港に到着し、フェリーターミナルから道を挟んだところにある「Tm.Planning」にてレンタル。
自転車は1日借りて1,100円。残念ながら電動アシスト付き自転車はありません。自転車は台数が多いので予約していかなくても大丈夫だと思うけど、車やバイクは台数に限りがあるので予約していった方が無難です。受付でバイクのレンタルを断られている人もいたので。
料金はこちらで確認してください。
また、徒歩5分のところに「伊江島観光バス」というレンタルショップもあります。

サイクリングスタート

レンタルショップで伊江島の地図を貰い、簡単に説明してもらったら早速サイクリングスタート。
地図の下側、中央よりやや右側にある伊江港(フェリーのイラストがある辺り)から時計回りにGIビーチ、ニヤティヤ洞、湧出展望台、城山(伊江島タッチュー)と回ります。
時間と体力の都合により、地図右側の海岸沿いは省略。また、左上は米軍基地につき立ち入り禁止となっています。
春には満開のゆりが美しいリリーフィールド公園も、1月はただの土の畑ということで、今回はスルーしました。

GIビーチ

港を出発して約20分、かつては米軍将校専用だったという「GIビーチ」に到着。

波が穏やかで手つかずの天然ビーチ。港から近いのにものすごく綺麗。ただ、トイレやシャワーなどの設備はないので、海水浴などをするときは準備が必要です。

ニヤティヤ洞

GIビーチから自転車で約5分、地元の人たちにとって聖地「ニヤティヤ洞」に到着。駐車場から臨む海がとっても綺麗なんだけど、逆光なので太陽の光が反射して海の綺麗さが伝わらないのが残念。

奥行きのある大きな洞窟は戦時中は防空壕として利用され、多くの人を収容したことから「千人ガマ(洞)」と呼ばれています。地元の人々が聖地として大切にしている場所だそう。
写真には写ってないけど、写真右側には「力石」と呼ばれる石があり、持ち上げると子宝祈願にご利益があると言われています。

岩の割れ目からは綺麗な海が。個人的見解ですが、こういう風景って心をつかまれます。

伊江島空港

「ニヤティヤ洞」を出発し、島の北側へ向かう道は途中まで緩やかな上り坂が続きます。自転車で登るのはちょっときついので、10分くらい自転車を押して歩きました。その後はまっすぐ伸びる平たんな道が続き、自転車で風を切って走ると気持ちいい。でも、日陰がないので夏は暑すぎるかも?

20分くらいで伊江島空港に到着。日本陸軍によって作られた「伊江島東飛行場」がベースとなっています。
現在定期便は就航していませんが、エクセル航空がチャーター便を運航しています。ちょうど訪れた時もチャーター便が到着したのが、小型飛行機が駐機していました。

湧出(ワジ)展望台

「伊江島空港」から5分ちょっとで「湧出展望台」に到着。60mの断崖の下の波打ち際から湧き出す真水は昔からの大切な水源地として今なお飲料水として使用されているそうです。
干潮時には湧水の噴出地点を臨むことができるそうですが、今回は見えず。また、ここの水を使って作られている「イエソーダ」が人気とのことですが、販売場所がわからず飲めませんでした。

眼下の海岸線に広がるサンゴ礁がとっても綺麗。
晴れた日には遠くに伊平屋島や伊是名島が見えるそうですが、水平線辺りの雲が邪魔して見えませんでした。

城山(伊江島タッチュー)

「湧出展望台」を出発したら、一路「城山(伊江島タッチュー)」を目指します。
地図なんか見なくてもどこにいても城山は見えるので、道に迷うことはありません。風を切ってぐんぐん進みます。

約20分で南登山口に到着。登山口にある駐車場が一番近いんだけど、自転車で登るのはかなりキツイし、狭い車道を走るのは危険なので、自転車の場合は南登山口がおすすめとレンタルショップで教えてもらいました。
ここから長ーい階段を上ります。

ゼイゼイ言いながら登山口の駐車場に到着。車ならここまで楽々登ってこれます。
島の中央付近にあるおよそ7千万年前に現れた「伊江島タッチュー」の愛称でおなじみの標高172mの岩山は、島民からは「城山(グスクヤマ)」と呼ばれている伊江島のランドマーク。

登山口のとなりにある無病息災、航海安全、豊作などを祈願する島の守り神「城山御獄(グスクヤマウタキ)」に参拝してから登山スタート。

頂上までおよそ10分ですが、ずーっと急な階段が続きます。
地元の子供たちはタイムレースをしているのか、猛ダッシュで駆け上がっていました。

少し雲が多くなってきたけど、城山の頂上からは360度パノラマビューの絶景が望めます。
本部町を臨む本島方面。写真右側には今回は訪れなかったけどエメラルドグリーンの伊江ビーチ。

港やGIビーチ方面。
周りというか島に高い建物がないので、見晴らしが良いのはもちろんのこと、風通しも良く麓で遊んでる子供たちの声もよく響いてました。

湧出方面。
少し前に湧出展望台を訪れた時は青空が広がっていたのに、雲が多くなってきた模様。やっぱり島の天気は変わりやすいですね。

まとめ

最初は体力的な問題で自転車で島を周るのは無理かも?と思ってたけど、全然大丈夫でした。
島の南側、港のある方から島の北側、湧出展望台に向かうときは途中まで緩やかな登りが続いたけど、その後はフラットな道だったので全く問題ありませんでした。
1月の沖縄は日差しは強いけど風が少し冷たくて心地よく、サイクリングには最適。
逆に夏はバイクや車じゃないと厳しいかも?

もっと時間がかかると思ってたけど、主要な観光地を訪れるだけなら3時間あれば十分。
リリーフィールドや伊江ビーチを訪れるならプラス1時間くらいかかるかもしれません。
通常期は最大6時間の滞在時間があるので、自転車でも十分に島を一周できます。車で快適に疲れ知らずに観光するのももちろん良いと思うけど、自転車で車では見落としてしまう風景を見ながら観光するのもオススメです。

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旅のなか

SFCとJGCを取得。快適旅ライフを送るべく、陸マイル活動を頑張っています。旅やマイルについて気ままに綴っています。 詳しくはこちらをご覧ください。